「久しぶりにスーツを出したらジャケットのボタンが留まらない」「来週結婚式なのに、パンツが太もものところで止まってしまう」と焦っている方は多いのではないでしょうか。
スーツは毎日着るものではないからこそ、着る直前になって体型の変化に気づく方も多いです。数年前に買ったスーツであれば、なおさらサイズが合わなくなっている可能性が高いでしょう。
先に結論を述べると、スーツが入らないときに取れる方法は、着る日まであと何日あるかによって大きく変わります。
この記事では、スーツが入らないときの対処法を「当日」「数日〜2週間」「1ヶ月以上」の状況別に紹介したうえで、無理なく体重を落とすためのポイントや、ダイエットでスーツが入るようにするためのステップまで丁寧に解説していきます!
スーツが入らないときは「着る日までの日数」で対処法が変わる
スーツが入らないと気づいたら、まずは落ち着いて今の状況を確認しましょう。
- まずは着る日まであと何日あるかを確認する
- どこがきついのかを確認する
- ぴったりすぎるだけか、サイズが合っていないのかを見極める
順番に解説します。
まずは着る日まであと何日あるかを確認する
1つ目は「まずは着る日まであと何日あるかを確認する」です。
冒頭に述べたように、スーツがきつくて入らないときは、予定までの日数によって対処法が変わります。着る日までの日数ごとに、使える方法を整理したのでぜひ参考にしてください。
| 着る日まで | 使える方法 |
|---|---|
| 当日 | ・ジャケットのボタンを外して着る ・ウエストアジャスターやサスペンダーを使う ・補正下着を着る ・インナーを薄手に替える ・店頭で即日レンタル・即日購入する |
| 2〜6日 | ・上記の方法すべて ・ネットのレンタルを利用する ・既製品を買い替える ・お直しを急ぎで相談する ・むくみ対策をする |
| 1〜2週間 | ・お直しに出す ・買い替える ・レンタルを利用する ・むくみ対策をする |
| 1ヶ月以上・今後も着る予定がある | ・食事と運動を見直す ・睡眠や飲酒などの生活習慣を整える ・医師に相談する(マンジャロなど)※数ヶ月単位で体重を見直す方法 ・オーダースーツを仕立てる |
例えば、お直しは仕上がりまでに1週間〜10日ほどかかることが多いため、数日後に着る場合には間に合わない可能性があります。ダイエットで体型を戻す方法も、効果を実感できるまでには1ヶ月以上かかると考えておきましょう。
また、入学式・卒業式シーズンの3〜4月などは、お直しやレンタルが混み合いやすい時期です。日数に余裕がない場合は、早めにお店へ問い合わせておくと安心ですよ。
どこがきついのかを確認する
2つ目は「どこがきついのかを確認する」です。
「スーツがきつくて入らない」と一口に言っても、どこがきつく感じるのかによって、お直しできるかどうかや当日の対処法が変わります。
- ジャケットのお腹まわり・ボタン
- ジャケットの腕・肩
- パンツやスカートのウエスト
- パンツの太もも・ヒップ
例えば、ウエストは縫い代を使って数cm広げられる場合がありますが、ジャケットの肩幅はお直しが難しい部分です。
また、お腹まわりやウエストがきつい場合は体脂肪が増えたサイン、太ももや腕だけがきつい場合はむくみや体型の変化が影響しているなど、きつい場所によって見直したいポイントも変わります。
ぴったりすぎるだけか、サイズが合っていないのかを見極める
3つ目は「ぴったりすぎるだけか、サイズが合っていないのかを見極める」です。
スーツが一応着られる場合でも、「なんだかぴったりすぎる気がする」「ワイシャツを着ると肩幅がキツキツで動きにくい」と感じる方もいるでしょう。
体に沿ったシルエットのスーツと、サイズが合っていないスーツは、動いたときのシワや突っ張りで見分けられます。
- ジャケットのボタンを留めると、ボタンを中心にX字のシワが出る
- 腕を前に伸ばすと、背中や肩が強く突っ張る
- パンツのポケットが横に開いてしまう
- 座ったときに太ももやウエストが食い込む
これらの特徴に当てはまる場合、周りからも窮屈そうに見えやすくなります。無理に着続けると、縫い目がほつれたりボタンが取れたりするおそれもあるため、この記事で紹介する方法で調整していきましょう。
「スーツが入らない」と当日に気付いたときの応急処置
着る当日に「スーツが入らない」と気づいた場合は、今あるものでできる応急処置から試してみましょう。
- ジャケットはボタンを外して着る
- パンツのウエストはアジャスターやサスペンダーで調整する
- 女性は補正下着やスカートへの変更で乗り切る
- インナーを薄手のものに替える
- 当日にレンタルする・買うという方法もある
ひとつずつ解説します。
ジャケットはボタンを外して着る
1つ目は「ジャケットはボタンを外して着る」です。
式典や面接では、立っているときにジャケットのボタンを留めるのがマナーです。しかし、ボタンを留めるとお腹まわりが引っ張られてしまう場合は、無理に留めず、前を開けて着るほうが自然に見えるかもしれません。
前を開けて着るときは、背筋を伸ばして、ジャケットの前身頃が左右まっすぐ下りるように整えておきましょう。シャツやブラウスのシワも伸ばしておくと、ボタンを開けていてもきちんとした印象になりますよ。
スーツのボタンマナーはこちら
男性のスーツは、2つボタンなら上のボタンだけ、3つボタンなら上の2つ(または真ん中だけ)を留め、一番下のボタンは留めないのがルールです。
女性用のジャケットは前を開けて着るデザインも多いので、手持ちのジャケットの形も確認してみてください。
パンツのウエストはアジャスターやサスペンダーで調整する
2つ目は「パンツのウエストはアジャスターやサスペンダーで調整する」です。
ウエストのボタンやホックが届かない場合は、ウエストアジャスター(ボタン延長パーツ)を使うと、ウエストを数cm広げられます。
ウエストアジャスターは、100円ショップや手芸店、ドラッグストアなどで手に入ることが多いアイテムです。もとのボタンに引っかけるだけで使えるものが多く、ジャケットを着てしまえば外からはほとんど見えません。
また、ウエストのボタンを留めずにパンツを固定したい場合は、ベルトの代わりにサスペンダーを使う方法もあります。サスペンダーで吊っておけば、ウエストを締めつけずにパンツがずり落ちるのを防げますよ。
女性は補正下着やスカートへの変更で乗り切る
3つ目は「女性は補正下着やスカートへの変更で乗り切る」です。
お腹まわりや太ももがきつい場合は、ガードルなどの補正下着でシルエットを整えると、パンツやスカートが入りやすくなる場合があります。
パンツの太ももがどうしても入らない場合は、手持ちのスカートやワンピースに替えて、ジャケットだけを合わせるのもひとつの方法です。ウエストがゴム仕様のスカートであれば、体型の変化にも対応しやすくなりますよ。
インナーを薄手のものに替える
4つ目は「インナーを薄手のものに替える」です。
スーツのジャケットを着たときに腕・背中がきつい場合は、中に着ているシャツやブラウス、肌着を薄手のものに替えるだけでも、着心地が変わるかもしれません。
特に厚手のニットや長袖の肌着を重ねていると、腕まわりに余裕がなくなりがちです。肌着を半袖や袖なしのものにすると、腕を動かしたときの突っ張りを和らげやすくなるので、ぜひ試してみてください。
寒い季節で薄着が不安な場合は、ジャケットの上からコートを羽織り、屋内ではコートを脱ぐといった形で調整するのがおすすめです。
当日にレンタルする・買うという方法もある
5つ目は「当日にレンタルする・買う」です。
応急処置ではどうにもならない場合は、店頭で即日レンタルできるお店や、その日のうちに裾上げしてもらえるお店を探してみましょう。
スーツの量販店や百貨店のなかには、パンツの裾上げを当日中に仕上げてくれる店舗もあります。出かける時間までに余裕があれば、近くの店舗に電話で問い合わせてみましょう。
「スーツが入らない」と数日〜2週間前に気付いたときにできること
スーツを着る日まで数日〜2週間ほどあれば、ひとつ前に紹介した応急処置に加えて、お直しやレンタル、買い替えといった方法も選べるようになります。
- お直しに出す
- レンタルで今の体型に合うスーツを借りる
- 新しいスーツに買い替える
- むくみ対策をする
それぞれの方法について、詳しく紹介します。
お直しに出す
1つ目は「お直しに出す」です。
スーツが少しきつい程度であれば、お直しで今のスーツを調整してみましょう。
この方法はスーツを買い替えるより費用を抑えやすく、着慣れたものをそのまま使えるのがメリットです。また、購入したお店であれば、無料や割引でお直ししてもらえる場合もあります。
お直しで広げられる幅と費用の目安は以下のとおりです。
| 部位 | 広げられる幅の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| ウエスト | 3〜4cm程度 | 1,000〜5,000円程度 |
| ヒップ | 1〜2cm程度 | 1,500円〜 |
| 太もも | 1〜1.5cm程度 | 1,500円〜 |
| ジャケットの肩幅 | お直しが難しい | ― |
広げられる幅は、パンツの内側にある縫い代(布の余り)がどれだけ残っているかで決まります。縫い代がほとんどない場合はお直しができないこともあるため、お店で確認してもらいましょう。
レンタルで今の体型に合うスーツを借りる
2つ目は「レンタルで今の体型に合うスーツを借りる」です。
お直しが間に合わない場合や、スーツを着る機会があまりない場合は、ネットのレンタルサービスで乗り切るのもひとつの方法です。
スーツレンタルサービスのなかには、申し込みの翌日に届けてくれるところもあり、数日前に気づいた場合でも間に合う可能性があります。
また、レンタルであれば、今の体型に合ったサイズを選べるうえ、買い替えるよりも費用を抑えやすくなります。結婚式や入学式など、一度きりの予定であれば検討する価値は十分にあるでしょう。これからダイエットを始める方にとっても、今のサイズのスーツを買わずに済むのがメリットです。
新しいスーツに買い替える
3つ目は「新しいスーツに買い替える」です。
今後もスーツを着る機会があるなら、この機会に今の体型に合ったものを買い直すのも良いでしょう。
スーツを買い替えるときは、ストレッチ性のある生地を選ぶと、多少体型が変わっても窮屈になりにくく、座ったり歩いたりする動きも楽になります。
また、ウエストは後から詰めやすいのに対し、ヒップや太ももは広げられる幅が小さいため、ヒップと太ももに合わせてサイズを選び、ウエストを調整するほうが失敗しにくくなりますよ。
むくみ対策をする
4つ目は「むくみ対策をする」です。
「あと1週間、本気でダイエットを頑張ればスーツが入るかも」と考える方もいるかもしれませんが、数日〜2週間でスーツが入るまで体重を落とすのは、現実的ではありません。
体脂肪1kgを落とすには、約7,200kcalを消費する必要があるといわれていて、1週間で体脂肪を1kg落とそうとすると、毎日約1,000kcalも摂取カロリーを減らすことになります。
また、食事量を急に減らすと、最初の数日で体重が1〜2kg落ちることがありますが、このとき減っているのは、主に体脂肪ではなく体の水分です。
普段の食事に戻すとすぐに元に戻ってしまうだけでなく、こうした無理な食事制限は体調を崩す原因にもなるので、大切なイベント前にはおすすめできません。
一方で、塩分やアルコールを控えてむくみを抑えると、お腹まわりや脚が少しすっきりする可能性はあります。
- ラーメンやスナック菓子など、塩分の多い食事を控える
- 前日の夜はお酒を控える
- 水分は控えすぎず、こまめにとる
- 野菜や果物など、カリウムを含む食品をとる
- 長時間座りっぱなしにならないよう、こまめに歩いたりふくらはぎを動かしたりする
「スーツが入らない」と1ヶ月以上前に気付いたときにできること
年齢を重ねて代謝が落ちたり、在宅勤務で体を動かす機会が減ったりして、久しぶりにスーツを着たときに初めて体型の変化に気づく方は少なくありません。
スーツを着る日まで1ヶ月以上ある場合や、今後もスーツを着る予定がある場合は、体型そのものやスーツの選び方を見直してみるのもおすすめです。
- 食事を見直す
- 運動を取り入れる
- 睡眠や飲酒などの生活習慣を整える
- 医師に相談する
- オーダースーツを仕立てる
- お直し保証のあるお店を選ぶ
ひとつずつ見ていきましょう。
食事を見直す
1つ目は「食事を見直す」です。
スーツを着る日まで時間に余裕があるなら、普段の食生活を見直して、今のスーツが着られる体型を目指すのもおすすめです。
無理なく体重を落とせるペースは1ヶ月に1〜2kg程度といわれています。
例えば、1ヶ月で体脂肪を1kg落とす場合、1日あたりに減らすカロリーの目安は約240kcalです。これは、毎日の甘い飲み物をやめる、間食を1回減らすといった程度の量なので、まずは減らしやすいところから見直してみましょう。
食事を見直すときは、ただ量を減らすのではなく、何をどのように食べるかを意識すると、空腹を我慢しすぎずに続けやすくなります。
- 甘い飲み物や加糖のコーヒーを、水やお茶に替える
- 間食は「1日1回まで」など、回数と量を決めておく
- 毎食、肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質をとる
- 野菜や汁物から先に食べ、早食いを避ける
- 夕食は寝る2〜3時間前までに済ませる
特にたんぱく質は、筋肉を維持するために欠かせない栄養素です。食事量を減らすときにたんぱく質まで不足すると、筋肉が落ちて代謝が下がりやすくなるので、意識してとるようにしましょう。
運動を取り入れる
2つ目は「運動を取り入れる」です。
スーツをきれいに着こなすには、体重を減らすだけでなく、姿勢や体のラインを整えることも大切です。食事の見直しに運動を組み合わせると、食事制限をゆるくできるうえ、筋肉を保ちながら体脂肪を落としやすくなります。
体脂肪を落としたい場合におすすめの運動は以下のとおりです。
- ウォーキング:通勤や買い物でひと駅分歩くなど、日常の歩く量を増やす
- スクワット:太ももやお尻など大きな筋肉を使い、効率よく筋肉を維持できる
- プランク:お腹まわりの筋肉を使い、姿勢を整えやすくする
実際に厚生労働省も、大人の場合1日約8,000歩以上を目安に体を動かすこと、筋力トレーニングを週2〜3回行うことを推奨しています。いきなり目標に届かなくても、今より少しずつ歩く量を増やすところから始めてみましょう。
睡眠や飲酒などの生活習慣を整える
3つ目は「睡眠や飲酒などの生活習慣を整える」です。
食事や運動に気をつけていても、生活リズムが乱れていると体重は落ちにくくなります。特に睡眠不足が続くと食欲が増しやすく、つい間食や夜食が増えてしまうこともあります。
- 毎日同じくらいの時間に寝て、睡眠時間をしっかり確保する
- お酒の量や回数を決め、おつまみの食べすぎにも気をつける
- 在宅勤務の日は、意識して立ち上がったり外を歩いたりする
- 週に1回スーツを試着して、ウエストやボタンの留まり具合を確認する
体重より先にウエストまわりから変化することもあるので、スーツを試着しながら、ジャケットのボタンやパンツのウエストの留まり具合を確認してみてくださいね。
医師に相談する
4つ目は「医師に相談する」です。
食事や運動を見直してもなかなか体重が減らない、または食欲をうまくコントロールできないという場合は、医師に相談してダイエットをサポートしてもらう方法もあります。
クリニックでは、以下のような選択肢から一人ひとりに合った方法を提案してもらえます。
- 体重が減りにくくなる病気が隠れていないかの検査
- 管理栄養士による食事指導
- 体の状態に合わせた運動のアドバイス
- マンジャロなど必要に応じた薬の処方
この中でも、マンジャロ(一般名:チルゼパチド)などの薬は、食欲そのものに働きかける点が特徴です。満腹感を得やすくし、食事の量を抑える働きを期待できるため、食欲をなかなか我慢できない方にとっては選択肢のひとつになるはずです。
ただし、マンジャロは少量から始めて段階的に量を調整していく薬なので、直近の予定に間に合わせる手段というより、数ヶ月単位で体重を見直していく方法と考えておきましょう。
オーダースーツを仕立てる
5つ目は「オーダースーツを仕立てる」です。
既製品ではお腹まわりや太ももに合うサイズが見つかりにくい場合は、自分の体に合わせて一着仕立ててみることも検討してみましょう。
オーダースーツは体の寸法を測って作るため、既製品では合いにくい部分にもぴったり合わせやすいのがメリットです。
特に既製の型紙をもとにサイズを調整する「パターンオーダー」でなら、価格も既製品に近いものが多く、仕上がりまでの期間も数週間ほどです。スーツを着る予定までに1ヶ月以上の余裕があれば、間に合う可能性が高いでしょう。
お直し保証のあるお店を選ぶ
6つ目は「お直し保証のあるお店を選ぶ」です。
お店によっては、購入から一定期間、ウエストなどのお直しを無料や割引で受けられる場合があります。
保証があれば、次にスーツがきつくなったときや、ダイエットで痩せてゆるくなったときも買い替えずに調整できるため、体重の増減・体型の変化が大きい方はこうしたお店を選んでおくと安心です。
- 保証が受けられる期間
- 対象となる部位(ウエストのみか、ヒップや太ももも含むか)
- 無料で受けられる回数
- 購入した店舗以外でも受け付けてもらえるか
また、保証があっても、パンツの内側の縫い代(布の余り)が少ないと広げられる幅には限りがあります。体型が変わりやすい方は、購入時に縫い代を多めに残してもらえるかどうかも相談しておきましょう。
スーツがきつい・入らないときの対処法【部位別】
ここからは、スーツがきつくなりやすい部位ごとに、当日の対処法とお直しの可否、時間があるときに見直したいポイントをまとめていきます。
- ジャケットのお腹まわりやボタンがきつい
- ジャケットの腕・肩がきつい
- パンツやスカートのウエストがきつい
- 太もも・ヒップがきつい
気になる部位から確認してみてください。
ジャケットのお腹まわりやボタンがきつい
ジャケットのボタンが留まらない、留めるとX字のシワが出るときは、お腹まわりのサイズが合っていない状態です。
スーツを着る当日に気づいた場合は、ジャケットのボタンを外して前を開けて着るのがもっとも手軽な対処法です。
一方、お直しする時間がある場合、ジャケットの脇や背中の縫い代を使って胴まわりを広げられないかをお店に相談してみましょう。ジャケットはパンツよりもお直しの幅が限られることが多いので、早めに相談するのがおすすめです。
ジャケットの腕・肩がきつい
腕を動かすと背中や肩が突っ張る、二の腕まわりがきついときは、ジャケットの腕・肩のサイズが合っていない状態です。
スーツを着る当日に気づいた場合は、中に着ているシャツや肌着を、半袖や袖なしの薄手のものに替えるだけでもまわりに少し余裕が生まれ、動かしたときの突っ張りを和らげられます。
一方、ジャケットの肩幅や袖まわりは構造が複雑なため、お直しで広げるのは正直難しいです。袖丈を詰めることはできても、袖の太さや肩幅を大きく変えるのは難しいので、腕や肩がきつい場合は、レンタルや買い替えを検討しましょう。
パンツやスカートのウエストがきつい
パンツやスカートのボタン・ホックが届かない、留めるとお腹が苦しいときは、ウエストのサイズが合っていない状態です。
スーツを着る当日に気づいた場合は、ウエストアジャスターを使ってウエストを数cm広げてみましょう。ボタンを留めずにパンツを固定したい場合は、ベルトの代わりにサスペンダーを使う方法もあります。
一方、お直しする時間がある場合は、縫い代を使って3〜4cmほどウエストを広げてもらうのがおすすめです。ウエストはスーツのなかでも比較的お直ししやすい部位で、費用も数千円程度で済みます。
太もも・ヒップがきつい
パンツが太ももやヒップで止まってしまう、座ると食い込むときは、下半身のサイズが合っていない状態です。無理に着ると座ったときに縫い目が裂けてしまうおそれもあるので、何らかの対処法で乗り切るようにしましょう。
スーツを着る当日に気づいた場合、女性はガードルなどの補正下着でシルエットを整えるか、手持ちのスカートやワンピースに替えてみてください。男性はこのように対処するのが難しいので、即日レンタルや即日購入ができるお店を探すのが無難です。
一方、お直しする時間がある場合は、太ももやヒップを広げられないかお店に相談するのもひとつの方法です。
ダイエットでスーツが入るようにするための6ステップ
ここまで日数別・部位別の対処法を紹介してきましたが、スーツを着る日まで時間に余裕があるなら、ダイエットで今のスーツが入る体型を目指すのもひとつの方法です。
やみくもに食事を減らすのではなく、以下のステップで順番に進めると、無理なく続けやすくなります。
- 体重が増えたのか、体型が変わったのかを確認する
- きつい部位がダイエットで変わりやすいかを確認する
- 目標は体重ではなく「ウエスト何cm」で考える
- 極端な食事制限や断食は避けてダイエットに取り組む
- 間に合わない分はお直しやレンタルと組み合わせる
- 前日はむくみ対策
順番に見ていきましょう。
①体重が増えたのか、体型が変わったのかを確認する
体重はほとんど変わっていなくても、筋肉が減って脂肪が増えると、お腹まわりや二の腕がきつく感じることがあります。スーツが入らなくなった原因を体重増加と決めつけず、以下の点について確認してみましょう。
- スーツを買ったころと比べて体重がどれくらい増えたか
- おへその高さで測ったウエストのサイズ
- スーツのサイズ表記(ウエスト寸法)と今のウエストの差
体重が増えている場合は食事量の見直し、体重が変わらず体型だけ変わっている場合は運動で筋肉を維持することで効果的なアプローチができるようになります。
原因がわかると、遠回りなダイエットを避けられるので、スーツを着る日が決まっている方はまずはここからやってみてください。
②きつい部位がダイエットで変わりやすいかを確認する
ダイエットの効果がどのくらい現れるかは、部位によって異なります。スーツのどこがきついのかに合わせて、ダイエットで解決できそうかを確認しておきましょう。
| 部位 | ダイエットでの変化 | 見直したいポイント |
|---|---|---|
| お腹まわり・ウエスト | 変化が出やすい | ・甘い飲み物や間食を減らす ・ウォーキングなどで体脂肪を落とす |
| 太もも・ヒップ | 時間がかかりやすい | ・塩分を控えてむくみを抑える ・スクワットなどで筋肉を保つ |
| 腕・二の腕 | 少し余裕が出ることがある | ・食事と全身の運動で体脂肪全体を減らす |
| 肩幅 | ほとんど変わらない (骨格によるため) | ・レンタルや買い替えで対応する |
なお、「お腹だけ」「太ももだけ」を狙って痩せる部分痩せは難しいとされています。どの部位がきつい場合も、食事と全身の運動で体脂肪全体を減らすことを意識しましょう。
③目標は体重ではなく「ウエスト何cm」で考える
ダイエットで変わりやすい部位であれば、そこのサイズダウンを目指して具体的な目標を立てましょう。このとき、「◯kg痩せる」より、例えば「ウエストをあと◯cm減らす」のようにサイズで考えるのがポイントです。
個人差はありますが、体重が1kg減るとウエストは約1cm細くなるのがひとつの目安といわれています。無理のない減量ペース(1ヶ月に1〜2kg程度)で考えたときの期間の目安は以下のとおりです。
| 減らしたいウエスト | 体重の目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 2cm程度 | 約2kg | 1〜2ヶ月 |
| 4cm程度 | 約4kg | 2〜4ヶ月 |
| 6cm程度 | 約6kg | 3〜6ヶ月 |
予定日までの期間と照らし合わせて、無理のない目標かどうかを確認しておきましょう。
④極端な食事制限や断食は避けてダイエットに取り組む
早く結果を出そうと食事を抜いたり極端に量を減らしたりすると、筋肉まで落ちて代謝が下がり、かえって痩せにくくなったりリバウンドしやすくなったりします。
最初からすべてを変えようとせず、「甘い飲み物を水やお茶に替える」「ひと駅分歩く」など、続けられることを1〜2つ決めるところから始めてみましょう。
⑤間に合わない分はお直しやレンタルと組み合わせる
ダイエット中は、週に1回ほどスーツを試着して、ボタンやウエストの留まり具合を確認しておきましょう。
予定日が近づいても目標まで届かない場合は、ダイエットだけで解決しようとせず、ほかの方法と組み合わせるのがおすすめです。
例えば、ウエストを4cm減らすのが目標で、実際には2cmしか減らなかった場合でも、残りをウエストアジャスターやお直しで補えば、手持ちのスーツで乗り切れる可能性があります。
⑥前日はむくみ対策
せっかくダイエットで体型を整えても、前日の食事でむくんでしまうともったいないので、前日〜当日は以下を意識して過ごしてみてください。
- 前日の夕食は、ラーメンや揚げ物などを避け、薄味のものを選ぶ
- 夜はお酒を控え、水やお茶をこまめに飲む
- 寝る前に軽くストレッチをして、早めに休む
- 当日の朝に一度スーツを着て、きつい部分がないか確認する
こうしたむくみ対策をすると、当日お腹まわりや脚が少しすっきりして、スーツの窮屈さを和らげやすくなります。
また、顔のむくみが取れてフェイスラインや目元がすっきり見えやすくなるので、結婚式や入学式など写真を撮ることが多いイベント前にぜひ試してみてくださいね。
スーツがきつい・入らないときによくある質問
スーツがきつい・入らないときの対処法【まとめ】
スーツが入らないときは、無理に着ようとする前に、着る日までの日数に合わせて以下の対処法を試してみてください。
- 当日
ボタンを外す、ウエストアジャスターや補正下着を使う - 数日〜2週間
お直しの納期を確認しつつ、間に合わなければレンタルや買い替えを選ぶ。むくみ対策もあわせて行う - 1ヶ月以上
食事・運動・生活習慣の見直しで、今の体型と向き合う。必要に応じてオーダースーツも検討する
時間に余裕がある場合は、この機会に体重・体型を見直して、次にスーツを着るときに慌てずにすむよう準備しておくのもおすすめです。
自分だけでの減量が難しいと感じたら、クリニックで医師に相談し、自分に合った方法を提案してもらうことも検討してみてくださいね。
